真冬の1月にグラキリスの発根管理を始めると、「冬は無理では?」「腐りそう」「土が乾かない」と不安になりがちです。
この記事では、室内環境での発根を温度・風・光・水分の4要素に分解して、どこをどう調整すれば発根を前に進めやすいかをまとめます。
※ここでの数値は、筆者の室内環境をベースに、調整の考え方として整理しています。
冬発根で一番大事なのは「温度」より“乾湿のコントロール”と考える
発根管理の失敗は、だいたい次のどちらかの傾向が強いと思います。
- 乾かない(=蒸れて腐る)
- 乾きすぎ(=根が動かない/株が弱る)
冬は室内でも乾き方が読みづらいので、まずは「乾湿をコントロールできる環境」に寄せるのが一番大事なポイントと考えます。
現在の発根環境(実測パネル)
温度:昼25℃/夜10℃
湿度:30〜50%
光:ライト|12時間|距離約40cm
風:サーキュレーター / 弱(当て方:室内循環)
用土:多肉植物・サボテンの土(地元ホームセンター)
鉢:プレステラ105
水:与え方 / スポイト|頻度 / 週1日
加温:ヒーターマット / 有|断熱 / 無
冬の最低温度の考え方
冬は「昼は暖かいけど、夜に冷える」ことで土が乾かず、蒸れやすくなります。
なので、判断の軸はこの2つで考えてみます。
- 夜に温度が落ちるほど、乾きが遅くなる
- 乾きが遅いと、同じ水分量でも腐りリスクが上がる
対応の優先順位
- 風(循環)を足す
- 鉢を小さくする/スリットにする
- 用土を“粒”寄りにする
- それでも無理なら加温(ヒーターマット)
※いきなり加温より、まず乾き方を整える方が事故が少ないです。
冬に「乾かない」ときの原因チェック
1) 鉢が大きすぎる
根がない状態で鉢が大きいと、土が保持する水分が多くなり乾きません。
→ 鉢サイズを落とす(例:プレステラ90相当など)/スリット鉢へ
2) 風が弱い(棚の中で空気が止まる)
→ サーキュレーターを“株に直当て”ではなく棚内循環に
(直当ては乾きすぎや株の消耗につながることがあります)
3) 用土が細かい・固まる
→ 粒の比率を上げる(“乾き方が読める土”に寄せる)
播種と同じ土を発根に使うと保水過多になりやすいので注意。
4) 水の入れ方が面で広い
→ 霧吹きで全体を湿らすより、スポイト等で“点”で入れる方が管理しやすい場合があります。
冬に「乾きすぎる/根が動かない」ときの調整
乾きすぎは、温度が足りないケースもありますが、まずは
- 風が強すぎる
- 土が粗すぎる
- 鉢が乾きすぎる材質(素焼き等)
を疑います。
→ 風を弱める/保水材を少量足す/鉢を変える、の順で微調整。
発根中の水やり:頻度より「判断基準」を持つ
おすすめの見方はこの3つです。
- 鉢の重さ(持てるなら最強)
- 表土ではなく“中の乾き”(割り箸や竹串で確認)
- 匂い(酸っぱい/腐敗臭が出たら危険)
「いつ水をやるか」より「今は湿らせる局面か、乾かす局面か」で判断する方が失敗が減ります。
よくある失敗と復旧(冬版)
カビが出た:風と乾湿の見直しが最優先。必要なら殺菌(ラベル遵守)。
幹が柔らかい/匂う:即乾かす→状態によっては植え替え検討。
動かない:温度が低い可能性。まず乾湿がコントロールできているか確認→次に加温。
この冬の装備
冬スタートで管理を安定させるために、筆者は次を軸にしています。
育成ライト(光)
ヒーターマット(加温)
温湿度計
これから
現在発根管理を実践中です。
ある程度の経過がまとまった時点で、随時報告をしていきたいと思います。
これから発根管理をお考えの方の参考になれば幸いです。
