パキポディウムやユーフォルビアなどの塊根植物を、室内で育てています。
最初から現在のような育成環境だったわけではなく、グラキリスの播種で白カビが発生したり、実生苗がほとんど落葉したり、未発根のグラキリスを腐敗させてしまったりと、失敗しながら少しずつ環境を変えてきました。
現在は、約幅100cm×奥行き50cmのスペースに、
- BRIM PANEL A
- スポット型植物育成LED
- サーキュレーター
- 電源タイマー
- 温湿度計
- 冬場はヒーターマット
などを組み合わせて管理しています。
この記事では、「塊根植物はこの環境ならうまく育つ」という正解を紹介するのではなく、2026年8月現在、実際に私が使っている室内育成環境をまとめてみます。
植物の種類や成長段階によって必要な光量や温度、水分量などは変わります。
私自身もまだ試行錯誤している途中なので、一つの育成例として見てもらえればと思います。
現在の室内育成環境を公開
現在の育成スペースは、もともと使用していたテレビボードを土台にしています。
その上に、
BIBILAB(ビビラボ) ビザールプランツライトスタンド LPS-800-BK
を設置し、BRIM PANEL Aを取り付けています。

スペース全体はおおよそ、
幅:約100cm
奥行き:約50cm
です。
現在使用しているものをまとめると、こんな感じです。
| メインLED | BRIM PANEL A |
| 補助LED | 既存のスポット型植物育成LED |
| LED点灯時間 | 約12時間 |
| LEDとの距離 | 約20cm前後 |
| ライトスタンド | BIBILAB LPS-800-BK |
| サーキュレーター | Kaiju Plant 怪獣ファンS/無印良品 充電式クリップファン |
| ヒーターマット | NIWUNO 植物ヒーターマット |
| 温湿度計 | 無印良品 デジタル温湿度計 |
| 電源タイマー | REVEX コンセントタイマー |
| 主な鉢 | プレステラ90/105深鉢 |
| 用土 | 花ごころ 塊根植物の土/自家配合 |
| 現在の室温 | 約24〜30℃ |
2026年8月現在は夏場なので、ヒーターマットは使用していません。
現在室内で育てている植物
現在はパキポディウムだけでなく、ユーフォルビアやオペルクリカリアなども同じ育成スペースで管理しています。
主に育てているのは、
- パキポディウム・グラキリス
- パキポディウム・マカイエンセ
- パキポディウム・エブレネウム
- パキポディウム・ブレビカウレ
- パキポディウム・ホロンベンセ
- パキポディウム・エニグマチカム
- パキポディウム・ウィンゾリー
- ユーフォルビア・ギラウミニアナ
- ユーフォルビア・ムランジーナ
- ユーフォルビア・オベサ
- ユーフォルビア・クラビゲラ
- ユーフォルビア・パキポディオイデス
- オペルクリカリア・パキプス
- センナ・メリディオナリス
- オトンナ・ユーフォルビオイデス
- アガベ・チタノタ 白鯨
など。
実生株が中心で、グラキリスやマカイエンセ、エブレネウム、ブレビカウレ、ギラウミニアナ、エニグマチカム、ウィンゾリーなどは種から育てています。
同じ棚で管理していますが、植物や鉢の高さが違うため、LEDからの実際の距離には多少差があります。
植物育成LED|メインはBRIM PANEL A
現在、メインの植物育成LEDとして使っているのがBRIM PANEL Aです。
以前はスポット型LEDを中心に使用していました。
ただ、実生苗が増えてくると、スポット型では中心と外側で光の当たり方に差が出ることが気になり始めました。
そこで、より広い範囲を面で照らせるようにBRIM PANEL Aへ変更しました。
現在、グラキリスの実生苗では葉付近からLEDまで約20cm前後。
点灯時間は約12時間です。
ただし、鉢や植物自体の高さが違うので、すべての株が正確に20cmというわけではありません。
BRIM PANEL Aだけでは奥行き50cmをカバーしきれない
実際に使ってみて分かったのが、現在の約100×50cmの育成スペースをPANEL A一枚ですべて均等に照らすのは難しいということです。
特に奥行き方向です。
そのため現在は、
奥側〜中央:BRIM PANEL A
手前側:以前から使っているスポット型LED
という形で補っています。
これは実際に設置してみるまで分からなかった部分でした。
植物育成LEDを選ぶ場合、LEDそのものの性能だけでなく、
「どれくらいの面積を照らしたいのか」
もかなり重要だと思います。
BRIM PANEL Aへ変更してからのグラキリスの経過については、こちらの記事で詳しくまとめています。
ライトスタンド|BIBILAB LPS-800-BK
BRIM PANEL Aの設置には、
BIBILAB ビザールプランツライトスタンド LPS-800-BK
を使用しています。
専用の植物ラックは使わず、もともと自宅にあったテレビボードの上へライトスタンドだけを設置しています。
ライトスタンドなので、植物を置く棚そのものを新しく用意しなくても、既存の家具を育成スペースとして利用できるのが自分の環境には合っていました。
また、ライトの高さを変更できるので、植物の成長や鉢の高さに合わせて距離を調整しやすいのも便利です。
現在のようにPANEL Aと複数の実生株をまとめて管理する環境では、かなり使いやすいと感じています。
サーキュレーター|現在は2種類を使用
室内育成ではLEDだけでなく、育成スペースの空気がずっと停滞しないようにサーキュレーターも使用しています。
現在使っているのは、
Kaiju Plant 怪獣ファン Sサイズ
と、
無印良品 置いても使える 充電式クリップファン
の2種類です。
Kaiju Plant 怪獣ファン Sサイズ
植物育成用として導入したのが怪獣ファンです。
コンパクトなので育成スペースへ設置しやすく、植物周辺の空気を動かす用途として使っています。
一方で、実際に使っていて気になるのが動作音です。
風を動かす用途としては使いやすいのですが、私の環境では音がそれなりに気になります。
育成スペースが寝室にあることもあり、24時間回し続けるには少し厳しいと感じました。
無印良品 置いても使える 充電式クリップファン
そこで現在かなり気に入っているのが、無印良品の充電式クリップファンです。
植物専用品ではありませんが、
- クリップで固定できる
- そのまま置ける
- コンパクト
- 風量を変更できる
ので、育成スペースにも使いやすいです。
そして個人的に一番大きいのが静かさ。
怪獣ファンと比較するとかなり静かで、私の場合は寝室で24時間動かしていてもほとんど気になりません。
植物育成用品は性能だけを見て選びがちですが、室内、それも生活空間に置く場合は、
「毎日動かしていて気にならないか」
もかなり重要だと感じています。
グラキリス播種を始めた頃は通気を現在ほど意識しておらず、播種直後に白カビが発生した経験もあります。
そのときの経過はこちら。
冬場はNIWUNOの植物ヒーターマットを使用
冬場の播種や実生管理では、NIWUNO 植物ヒーターマットを使用しています。
現在は夏で室温が24〜30℃程度あるため使用していませんが、冬場は鉢周辺の温度を確保するために使っています。
特に冬に種を播く場合、室温だけでは温度を維持しづらいことがあります。
そのため、ヒーターマット自体はかなり便利でした。
ただし、
「ヒーターマットで温度を上げれば塊根植物はうまく育つ」
というわけではありません。
実際、真冬からグラキリスの発根管理を行い、ヒーターマットも使用していましたが、最終的には発根できず内部腐敗させてしまった経験があります。
温度だけでなく、水分・株の状態・用土・通気などを含めて考える必要があると感じています。
発根管理で失敗した経過はこちら。
LEDの点灯はREVEXのコンセントタイマーで自動化
植物育成LEDは毎日決まった時間使用するので、ON・OFFを手作業では行っていません。
現在はREVEXのコンセントタイマーを使っています。
設定した時間になると自動的に通電し、設定時間になるとOFF。
現在は約12時間の点灯になるようにしています。
植物を毎日管理していても、
「今日はLEDをつけ忘れた」
「夜になっても消し忘れていた」
ということは起こり得ます。
一度設定してしまえば毎日の照明管理を気にしなくていいので、育成用品の中ではかなり地味ですが、個人的には便利なアイテムです。
温湿度計|感覚だけではなく数字でも環境を見る
育成スペースには無印良品のデジタル温湿度計を置いています。
現在の室温は、おおよそ24〜30℃。
季節やエアコンの稼働状況によって変わります。
温湿度計を置いたから植物が育つわけではありませんが、
「今日は暑い気がする」
「かなり乾燥している気がする」
という感覚だけではなく、実際の数字として環境を確認できるのは便利です。
特に播種や冬場の管理では、後から振り返るためにも温度・湿度を記録しておくようにしています。
鉢|プレステラ90と105深鉢が中心
現在よく使用しているのが、
プレステラ90
と、
プレステラ105深鉢
です。
実生苗のサイズや根の状態に応じて使い分けています。
グラキリスについては、当初一つの鉢に複数株を植えていましたが、ほとんどの株が落葉したことをきっかけに、一株ずつ鉢分けしました。
現在は7株中5株が再び葉を展開しています。
植物が増えてくると同じ鉢を複数用意することになるので、サイズをある程度揃えておくと育成スペースも整理しやすくなります。
用土|現在は2パターンを試している
用土については、まだ自分の中で「これが正解」にはたどり着いていません。
現在は大きく2種類を使っています。
花ごころ 塊根植物の土
一つは、市販の花ごころ 塊根植物の土。
自分で何種類も用土を用意して混ぜる必要がないので、手軽に使えるのがメリットです。
植物や植え替えるタイミングによってはこちらを使っています。
赤玉土2:鹿沼土2:ひゅうが土6
もう一つが、自分で配合している用土です。
現在は、
赤玉土 2
鹿沼土 2
ひゅうが土 6
くらいの割合を試しています。
かなり排水性を意識した配合です。
ただ、現在も植物や成長段階によっていろいろ試しているところなので、
この配合をパキポディウムや塊根植物のおすすめ配合として紹介しているわけではありません。
今後育てていく中で、
- 根の張り方
- 水持ち
- 乾く速度
- 成長の違い
などを見ながら変更する可能性があります。
用土についてはもう少し実績がたまってから、別の記事でも詳しくまとめたいと思っています。
現在の育成スペースはこんな配置
現在のおおまかな配置は、
上部
BRIM PANEL A
↓
植物まで約20cm前後
↓
パキポディウム・ユーフォルビアなどの実生株
という構成。
さらに手前側は、PANEL Aだけでは光が届きにくいためスポット型LEDで補っています。
サーキュレーターは横方向から育成スペース全体の空気を動かすように配置。
冬場は必要に応じて鉢の下にヒーターマットを設置しています。
実際に育成スペースを作ってみると、
LEDだけ買えば完成
というものではありませんでした。
照明範囲、植物の高さ、風の通り方、電源の位置などを見ながら、少しずつ現在の配置になっています。
最初から現在の育成環境だったわけではない
今の写真だけを見ると、それなりに育成環境が整っているように見えるかもしれません。
でも、最初からこの状態だったわけではありません。
グラキリスの播種を始めた当初はスポット型LEDを使用。
その後、
播種時に白カビが発生
↓
実生苗の数が増え、スポットLEDの照射範囲が気になる
↓
BRIM PANEL Aへ変更
↓
グラキリス実生がほぼ落葉
↓
一株ずつ鉢分け
↓
7株中5株が再び葉を展開
という経験をしています。
一方、未発根グラキリスでは、温度・LED・ヒーターマットなどを準備しながら発根管理しましたが、最終的には腐敗させてしまいました。
つまり、
育成用品をそろえれば植物が必ずうまく育つわけではありません。
それでも失敗するたびに、
「もう少し光を均一にしたい」
「空気を動かしたい」
「冬場の温度を管理したい」
「感覚ではなく数字で確認したい」
という課題が出てきて、その都度必要だと感じたものを追加して現在の環境になりました。
これから室内育成環境を作るなら何を優先する?
もし今の自分がゼロから塊根植物の室内育成環境を作るなら、最初からすべてを買う必要はないと思います。
まず優先するのは植物育成LEDです。
自然光を十分確保できない室内では、ここが育成環境の中心になります。
複数株をまとめて育てるなら、照射範囲も考えてパネル型を検討します。
次に、育成スペースの空気を動かすための小型ファン。
生活空間に置くのであれば、風量だけでなく静音性も重視します。
その次に、
- 電源タイマー
- 温湿度計
など、毎日の管理を楽にしたり記録しやすくしたりするものを追加します。
ヒーターマットについては、冬場の播種や室温によって必要性が変わると思います。
最初からすべて購入するというより、
自分の部屋と育てている植物で何が不足しているのか
を見ながら足していく方が無駄が少ないと感じています。
今後は温度に応じた自動管理も試してみたい
現在はLEDについてはコンセントタイマーで自動化していますが、温度管理についてはまだ完全な自動化にはしていません。
今後やってみたいのが、
温度センサー+スマートプラグなどを使ったヒーターマットの自動制御
です。
例えば、
設定温度を下回った
↓
ヒーターマットON
設定温度まで上がった
↓
ヒーターマットOFF
というような管理ができれば、冬場の温度管理はさらに楽になりそうです。
ただし、これはまだ現在使用している環境ではなく、今後試してみたいことです。
実際に導入したら、その結果も記事に追記したいと思います。
まとめ|現在も試行錯誤しながら育てています
2026年8月現在、約100×50cmのスペースでパキポディウムやユーフォルビアなどを室内管理しています。
現在の中心となっているのは、
- BRIM PANEL A
- 補助のスポット型LED
- BIBILAB LPS-800-BK
- 怪獣ファン
- 無印良品 充電式クリップファン
- REVEX コンセントタイマー
- 無印良品 デジタル温湿度計
- 冬場のNIWUNOヒーターマット
- プレステラ
- 2種類の用土
です。
特にLEDについては、現在の約100×50cmというスペースではPANEL A一枚だけでは奥行きをすべてカバーできないため、スポット型LEDも併用しています。
サーキュレーターについても、風量だけでなく寝室で使うための静かさを重視するようになりました。
用土についてはまだ試行錯誤中。
LEDとの距離についても植物の成長に合わせて変えていくつもりです。
つまり、この記事もこれで完成ではありません。
植物が育って環境が変わったり、新しい設備を導入したりしたら、その都度更新していきます。
これから室内で塊根植物を育てようとしている方にとって、完成された正解ではなく、実際に育てながら環境を作っている一例として参考になればと思います。
