グラキリスのLEDは何cm離す?実生苗をBRIM PANEL A・20cmで育てた経過

2026年1月に、パキポディウム・グラキリス(Pachypodium rosulatum var. gracilius)の種子を播種しました。

播種直後から室内で管理しているため、植物育成LEDを使用しています。

当初はスポット型のLEDを株から40〜50cmほど離して使用していましたが、その後、実生苗をより広い範囲で照らせるようにBRIM PANEL Aへ変更しました。

現在は、グラキリスの実生苗から約20cm程度の距離にBRIM PANEL Aを設置して育てています。

ただ、ここまで順調だったわけではありません。

LED環境を変更した後、一度ほとんどの株が葉を落としてしまいました。

その後、複数の苗を植えていた鉢から一株ずつ鉢分けして管理を続けたところ、2026年8月現在、7株中5株が再び葉を展開し、少しずつ安定してきています。

この記事では、

  • グラキリス実生に使用しているLED
  • LEDと実生苗の距離
  • スポット型からパネル型へ変更した理由
  • ほとんどの株が落葉したときの状況
  • 鉢分け後の現在の状態

など、実際に育てながら変化した環境と経過を記録していきます。

なお、この記事は「グラキリスの実生苗にはLEDを20cmまで近づければよい」という意味ではありません。

LEDの種類や光量、育成環境によって条件は大きく変わるため、あくまで私の環境で育てた一例として参考にしてください。

現在のグラキリス実生のLED環境

まず、2026年8月現在の環境から紹介します。

現在はBRIM PANEL Aを使用して、7株のグラキリス実生苗を室内で管理しています。

植物育成LEDBRIM PANEL A
LEDとの距離約20cm
点灯時間約12時間
株数7株
葉を展開している株5株
管理場所室内

使用しているLEDはBRIM PANEL A

現在使用しているのは、BRIMのパネル型植物育成LED「BRIM PANEL A」です。

播種当初はスポット型の植物育成LEDを使用していましたが、実生苗の数が増えてくると、株によって光の当たり方に違いが出ることが気になるようになりました。

そこで、ある程度広い範囲をまとめて照らせるパネル型へ変更しています。

現在はグラキリスだけでなく、室内で管理している実生苗をまとめて育てるための照明として使用しています。

LEDとグラキリスの距離は約20cm

現在は、BRIM PANEL Aとグラキリスの実生苗との距離を約20cm程度にしています。

ここでいう20cmは、おおよそLEDから植物の葉付近までの距離です。

以前使用していたスポット型LEDでは40〜50cmほど離していましたので、それと比較するとかなり近い距離です。

ただし、植物育成LEDは製品によって出力や配光が違います。

そのため、

「グラキリス実生=LEDから20cm」

という基準にすることはおすすめしません。

あくまでBRIM PANEL Aを使用している現在の私の環境では、この程度の距離で管理しているという記録です。

葉の色や株の状態、徒長の有無などを確認しながら、必要に応じて距離を調整していくつもりです。

現在は7株中5株が葉を展開

一度はほとんどの株が葉を落としてしまいましたが、2026年8月現在では、7株中5株が再び葉を展開しています。

まだ大きく成長したという段階ではありませんが、新しい葉を展開している株については、ひとまず落ち着いてきたように感じています。

残りの株についても引き続き状態を観察しています。

播種直後はスポット型LEDを40〜50cmで使用

グラキリスを播種したのは2026年1月です。

冬の室内での播種だったため、自然光だけでは十分な光量を確保しづらいと考え、播種直後から植物育成LEDを使用しました。

当初の環境は、おおよそ以下のような状態です。

時期2026年1月下旬
LEDスポット型植物育成LED
LEDとの距離約40〜50cm
点灯時間12〜13時間程度
温度約10〜23℃
湿度約40〜50%
管理室内

播種した種子は13粒中7粒が無事に発芽し、その後もLEDを使用しながら育成を続けました。

室内管理だったためLEDを使用

冬の室内は、暖かさを確保できても日照時間や光量を十分に確保するのが難しくなります。

特にグラキリスのような日光を好む植物を実生から育てる場合、発芽後の徒長も気になるところです。

そのため、私は発芽後も継続して植物育成LEDを使用することにしました。

播種時にはカビが発生したこともあり、その後は光だけではなく、温度・湿度・通気を含めて育成環境全体を見直しながら管理しています。

播種初期にスポット型LEDを使って感じたこと

実際にスポット型LEDを使用しながらグラキリスを育ててみると、室内育成では便利な反面、いくつか気になる部分も出てきました。

徒長について

播種直後からLEDを使用していたこともあり、少なくとも極端にひょろひょろと伸びてしまうような苗ばかりになることはありませんでした。

ただし、実生苗は個体差も大きいため、LEDだけで成長状態を判断するのは難しいと感じています。

同じ鉢、同じ環境で育てていても、成長速度や幹の太り方にはかなり差がありました。

鉢によって生育に差があった

同じように管理しているつもりでも、発芽後の成長にはかなりばらつきがありました。

LEDが比較的強く当たっていた場所でも成長が止まった株があった一方、それ以外の場所では順調に成長する株もありました。

そのため、

「光が強かったから成長が止まった」

「光が弱かったから徒長した」

と単純に判断できる状態ではありませんでした。

水分量や根の状態、種子そのものの個体差など、さまざまな要因が関係していると思います。

スポット型による光の当たり方が気になった

株が小さいうちはそれほど気にならなかったのですが、実生苗の数が増えてくると、スポット型LEDではどうしても中心部分と外側で光の当たり方に差が出ます。

「できるだけすべての実生苗に均一に光を当てたい」

と考えるようになったことが、その後パネル型のLEDへ変更した大きな理由です。

スポット型からBRIM PANEL Aへ変更

そこで、[2026年4月]から植物育成LEDをBRIM PANEL Aへ変更しました。

スポット型からパネル型への変更です。

パネル型へ変更した理由

一番の理由は、複数の実生苗をまとめて照らしやすくしたかったためです。

スポット型の場合、どうしても光の中心部分が強くなり、その周囲になるほど光量が変化します。

一方、パネル型であれば、育成スペース全体を面で照らすことができます。

グラキリスだけではなく他の実生苗も増えてきたことから、育成棚全体の環境を整える意味でもBRIM PANEL Aを導入しました。

現在は約20cmの距離で使用

BRIM PANEL Aへ変更してからは、植物との距離についても何度か調整しています。

現在は、グラキリス実生苗から約20cm程度の距離で使用しています。

ただし、BRIM PANEL Aへ変更した後には、そのまま何事もなく成長したわけではありません。

一度、ほとんどの株が葉を落とす状態になりました。

環境変更後、ほとんどの株が葉を落とした

BRIM PANEL Aへ変更して管理していたところ、しばらくしてグラキリスの実生苗が次々と葉を落としました。

最終的には、ほとんどの株で葉がない状態になりました。

実生苗はまだ小さいため、葉がほとんどなくなってしまうと、

「このまま枯れてしまうのではないか」

とかなり心配になります。

PANEL Aが原因だったのか?

時系列だけを見ると、LEDをBRIM PANEL Aへ変更した後に落葉しています。

ただ、現時点ではBRIM PANEL Aや光量だけが原因だったとは考えていません。

というのも、この時期にはLED環境だけではなく、苗自体の成長や水分管理など、さまざまな条件が変化していました。

また、一つの鉢に複数のグラキリスを植えていたため、根の状態や株ごとの水分要求にも違いが出ていた可能性があります。

植物を育てていると調子を崩した原因を一つに決めたくなりますが、実際には、

  • 光量
  • LEDとの距離
  • 水分量
  • 根の状態
  • 気温
  • 植え方
  • 株自体の個体差

など複数の条件が重なっている可能性があります。

そのため今回については、

「LEDを変えたから落葉した」

とは断定せず、その後も株の状態を見ながら管理方法を調整することにしました。

落葉後、7株を一株ずつ鉢分け

葉がほとんどなくなったことをきっかけに、これまで複数株をまとめて植えていたグラキリスを、一株ずつ鉢分けすることにしました。

2026年6月下旬に7株をそれぞれ個別の鉢へ植え替えています。

この時点では多少残っている株もありますが、この後、ほとんどの葉は落ちてしまいます。

地上部は落葉していたが根は残っていた

鉢から抜いて確認したところ、地上部では葉を落としているものの、根自体はある程度しっかりしていました。

完全に根腐れしているような状態ではなかったため、そのまま個別の鉢へ植え替えて様子を見ることにしました。

葉がなくなっていたためかなり不安でしたが、地下部まで完全にダメになっているわけではないことを確認できたのは一つの安心材料でした。

鉢分け後もBRIM PANEL Aを継続

ここで重要なのが、鉢分け後もLEDを元のスポット型へ戻したわけではないことです。

現在もBRIM PANEL Aを継続して使用しています。

つまり、

BRIM PANEL Aへ変更

ほとんどの株が落葉

7株を鉢分け

BRIM PANEL Aで管理を継続

5株が再び葉を展開

という経過です。

このことからも、「BRIM PANEL Aを使用したこと自体が落葉の直接的な原因だった」とは判断しづらいと感じています。

2026年8月現在、7株中5株が再び葉を展開

鉢分けしてからしばらく管理を続けたところ、少しずつ新しい葉が出てきました。

2026年8月現在では、7株中5株が葉を展開しています。

まだ実生苗なので、一株ごとの成長速度にはかなり差があります。

それでも一度ほとんど葉がなくなった状態から再び新葉が展開してきたため、現在の環境には少しずつ馴染んできているのではないかと感じています。

今後は葉の展開だけではなく、

  • 幹の太り方
  • 徒長の有無
  • 葉の色
  • 株ごとの成長差

なども継続して確認していきます。

グラキリス実生にLEDを使って現在感じていること

グラキリスを播種してから半年以上LEDで管理してみて、最初に考えていたことと少し変わってきた部分があります。

LEDとの距離だけで判断しない方がいい

「グラキリスのLEDは何cm離せばいいのか?」

というのは、室内で育てる場合に気になるポイントだと思います。

私自身もかなり気にしていました。

現在はBRIM PANEL Aを約20cmの距離で使用していますが、実際に育ててみると、距離だけを基準にするのは難しいと感じています。

同じ20cmでもLEDが変われば光量は違いますし、株の大きさや状態によっても適した環境は変わります。

そのため現在は、

「何cmだから大丈夫」ではなく、植物の状態を見ながら調整する

ことを重視しています。

育成環境は一度に変えすぎない方が分かりやすい

今回の経験で特に感じたのが、育成環境を一度に変更しすぎると、調子を崩したときの原因が分からなくなるということです。

LEDを変える。

距離を変える。

水やりを変える。

鉢を変える。

これらを一気に行ってしまうと、結果が良くても悪くても「何が影響したのか」が分かりません。

今後はできるだけ一つずつ条件を変更して、株の変化を見るようにしたいと思っています。

数字より株の変化を見る

植物育成LEDでは距離や点灯時間など数字で管理できる部分もあります。

ただ、最終的には、

  • 新しい葉が出ているか
  • 葉焼けしていないか
  • 徒長していないか
  • 幹がしっかりしているか
  • 成長が止まっていないか

といった実際の株の変化を見ることが重要だと感じています。

現在の20cmという距離についても、今後の成長に合わせて変更する可能性があります。

BRIM PANEL Aを実際に使って感じていること

まだ長期間使用したレビューという段階ではありませんが、スポット型LEDからBRIM PANEL Aへ変更して感じていることもまとめておきます。

良かったところ

一番大きいのは、複数の実生苗をまとめて照らしやすくなったことです。

スポット型では株の配置によって光の当たり方が変わることが気になっていましたが、パネル型にしたことで育成スペース全体へ光を当てやすくなりました。

実生苗の数が増えてくると、一株ずつスポットライトを用意するよりもパネル型の方が管理しやすいと感じています。

また、育成棚のようにある程度決まったスペースで植物をまとめて育てる場合にも相性が良いと思います。

気になっているところ

一方で、パネル型だからといって距離や光量を気にしなくていいわけではありません。

特に実生苗のような小さな株の場合は、LEDとの距離を近づける際に株の状態をよく観察した方がよさそうです。

また、1〜2株だけを育てるのであれば、必ずしもパネル型が必要とは限りません。

育てる株数や育成スペースによって、スポット型とパネル型を使い分けるのが良いと思います。

現在の結論|約20cmで管理しているが「20cmが正解」ではない

2026年8月現在、私のグラキリス実生苗はBRIM PANEL Aから約20cm程度の距離で管理しています。

播種当初はスポット型LEDを40〜50cmほど離して使用していました。

その後BRIM PANEL Aへ変更し、一度はほとんどの株が葉を落としましたが、7株を一株ずつ鉢分けして管理を続けた結果、現在では7株中5株が再び葉を展開しています。

現在の環境をまとめると、

  • BRIM PANEL Aを使用
  • LEDとの距離は約20cm
  • 点灯時間は約12時間
  • 7株を個別に管理
  • 5株が葉を展開
  • PANEL Aへ変更後も継続して使用

という状態です。

ただし、今回の結果から、

「グラキリス実生ならBRIM PANEL Aを20cmで使えば大丈夫」

という結論にはしていません。

植物育成LEDの種類や育成環境、株の状態によって条件は変わります。

あくまで一つの育成記録として、今後も距離や光量、株の成長を確認しながら管理していきます。

グラキリス実生の経過記録

最後に、播種から現在までの大まかな経過をまとめます。

2026年1月

グラキリスを播種。

スポット型植物育成LEDを40〜50cm程度離して使用。

2026年4月

スポット型LEDからBRIM PANEL Aへ変更。

実生苗をより広い範囲で照らせる環境へ変更しました。

2026年6月上旬

ほとんどの株が落葉。

LEDだけが原因とは判断せず、そのまま株の状態を観察。

2026年6月下旬

残っている7株を一株ずつ鉢分け。

BRIM PANEL Aでの管理は継続。

2026年8月

7株中5株が再び葉を展開。

現在はBRIM PANEL Aから約20cm程度の距離で管理しています。

今後もグラキリスの成長に変化があれば、この記事へ追記していきます。

関連記事