長年使わずに保管していたセルフレームのメガネを久しぶりに取り出してみると、テンプルや鼻パッドの周辺がかなり白くなっていました。
拭いて取れるような汚れではなく、フレームそのものが白く曇っているような状態です。
このままではかける気になれないので、今回は研磨剤入りの「ピカール液」を使って、実際にセルフレームを磨いてみることにしました。
先に結果からいうと、新品同様とまではいきませんでしたが、白化はかなり目立たなくなり、ツヤも戻りました。
この記事では、
- ピカールでどこまで白化が改善したのか
- 今回使用したもの
- 実際の磨き方
- ビフォーアフター
- やってみて分かった注意点
などを、実際の写真とあわせて紹介します。
※フレームの素材や表面処理によっては、ピカールが適さない場合があります。この記事はあくまで私が所有しているメガネで試した記録です。試す場合は目立たない部分で確認するなど、自己責任でお願いします。
ピカールでここまで白化が目立たなくなった
まずは結果から。

かなり白く曇っていたセルフレームですが、ピカールで磨いたことで表面の白化がかなり目立たなくなりました。
光沢も戻り、個人的にはまた普通にかけようと思える状態まで改善しています。
ただし、白化が深く進んでいた部分については完全には取りきれませんでした。
今回の結果をまとめると、こんな感じです。
| 表面の白化 | かなり目立たなくなった |
| 光沢 | 戻った |
| 深く白化した部分 | 一部残った |
| 作業時間 | 約1時間 |
| 使用したもの | ピカール液・柔らかい布・精密ドライバー |
100点満点ではありませんが、個人的には十分満足できる仕上がりです。
今回使用したもの
今回用意したのは、基本的に以下の3つです。
ピカール液
今回のメインとなるのが「ピカール液」です。
研磨剤を配合した磨き剤で、今回は白化したセルフレーム表面を少しずつ磨くために使用しました。
メーカー公式では、ピカール液は金属だけでなくプラスチック類も使用に適したものとして案内されています。
ただし、塗装やコーティング、特殊な表面処理が施されたものなどには適さないとされています。
メガネフレームも素材や仕上げはさまざまなので、どんなセルフレームでも使用できるというわけではありません。
今回のメガネでは問題なく使用できましたが、最初は目立たない部分で試した方がいいと思います。
精密ドライバー
今回は作業しやすいように、テンプルを取り外してから磨きました。
そのため、メガネのネジに合う精密ドライバーを使用しています。
無理にテンプルを外す必要はありませんが、細かい部分まで磨きたい場合は外しておいた方が作業しやすいです。
柔らかい布・クロスなど
ピカールを付けて磨くために柔らかい布を用意しました。
私は使わなくなったハンドタオルをピカール専用にしました。
ピカールのメーカー公式でも、柔らかい布に適量を付けて磨き、最後に別の柔らかい乾いた布で拭き取る使用方法が案内されています。
今回白化していたメガネの状態
今回磨くのは、佐々木與市(ささきよいち)のセルフレームメガネです。
購入したのはこの記事を書いた時点から約14年前。
私は強度近視なので、できるだけレンズの厚みが目立ちにくいメガネを探していた時期に購入しました。
ただ、当時はレンズ幅や目の位置とレンズ厚の関係などもよく分かっておらず、完成したメガネは思っていた以上にレンズの厚みが目立つ仕上がりに。
その後、かける機会が減って何年も保管していました。
久しぶりに取り出してみると、この状態です。
全体

一見するとそれほど分からないかもしれませんが、近くで見るとかなり白化しています。
テンプル


特に白化が目立っていたのがテンプルの内側です。
皮膚や髪が触れやすい部分を中心に、白く曇ったような状態になっています。
鼻パッド周辺

鼻パッド周辺にもかなり白化が見られます。
単純に表面を布で拭いた程度では取れませんでした。
実際にピカールで磨いてみる
それでは実際に磨いていきます。
作業そのものはかなりシンプルです。
テンプルを取り外す
まずは精密ドライバーを使ってテンプルを取り外しました。
今回は白化がテンプル内側まで広がっていたため、フレームに付いたまま作業するよりも、取り外した方が磨きやすいと判断しました。
小さなネジを紛失しないように注意します。
柔らかい布にピカールを少量付ける
次に、柔らかい布へピカール液を少量付けます。
いきなり大量に付けるのではなく、少量から始めました。
白化している部分を少しずつ磨く
あとは白化している部分を布で少しずつ磨いていきます。
今回は一気に強く磨くのではなく、途中で状態を確認しながら作業しました。
ピカールは汚れを洗剤で落としているのではなく、研磨剤によって表面を磨いている商品です。
そのため、必要以上に強く磨いたり、長時間同じ場所だけを磨いたりしないようにしました。
白化の程度を確認しながら、
磨く
↓
状態を見る
↓
もう少し磨く
という作業を繰り返します。
ピカールで磨いた結果
約1時間ほど作業して、最終的にこの状態になりました。
全体

かなりキレイになりました。
白く曇った印象が減って、セルフレームらしい光沢も戻っています。
テンプル


特に表面的な白化については、かなり目立たなくなりました。
最初の状態と比べると大きな違いです。
鼻パッド周辺

鼻パッド周辺も白化がかなり減りました。
ここまで改善すれば、実際にかけていても個人的にはほとんど気にならないレベルです。
ビフォーアフターを比較
分かりやすいように、改めて磨く前と磨いた後を比較してみます。

かなり違いが分かると思います。
磨く前は白く曇っていた表面が、磨いた後は色とツヤが戻っています。
個人的には予想していた以上にキレイになりました。
ただし、よく見ると白化が完全になくなったわけではありません。
実際にやって分かった注意点
結果としては満足していますが、実際に作業してみて注意した方がいいと感じたこともあります。
白化が深い部分は完全には取れなかった
今回、特に白化がひどかった右側のテンプルは、完全にはキレイになりませんでした。
表面的に白くなっている部分はかなり改善しましたが、深くまで白化しているように見える部分は残っています。
これ以上キレイにしようとすると、かなり研磨する必要がありそうだったので、今回はこの程度で止めました。
「ピカールで磨けば新品同様に戻る」というわけではありません。
白化の程度によって結果はかなり変わると思います。
ピカールは研磨剤入り
ここは特に注意したいところです。
ピカールは研磨剤を配合した商品なので、使えば素材表面は少なからず摩耗します。
メーカー公式でも、研磨剤入り商品は使用によって摩耗するため、目立たない場所で試すよう案内されています。
白化が消えないからといって、際限なく磨き続けるのは避けた方がよさそうです。
すべてのメガネフレームに使えるとは限らない
セルフレームといっても素材や表面処理はさまざまです。
メーカー公式ではプラスチック類もピカール液の使用に適したものとして案内されていますが、塗装・コーティング・特殊な表面処理をしたものなどは適さないとされています。
メガネの表面処理が分からない場合や、高価なフレームで失敗したくない場合は、自分で磨く前にメガネ店へ相談した方が安心です。
今回の記事についても、
「私のメガネでは、この方法でここまで改善した」
という一例として見てもらえればと思います。
ピカールを使ってみた感想
100点満点の仕上がりではありませんでしたが、今回の結果にはかなり満足しています。
長期間放置してかなり白化していたので、正直ここまで戻るとは思っていませんでした。
特に、
- 白い曇りがかなり減った
- セルフレームのツヤが戻った
- 普通にかけても気にならない状態になった
という点は良かったです。
一方で、白化が深く進んでいた部分は残りました。
そこまで完全に取り除こうとすると、かなり表面を削る必要がありそうなので、今回は無理をしないことにしました。
「新品のように戻す」というより、
「もう一度気持ちよく使える状態にする」
という意味では、十分な結果だったと思います。
今回使用したのはこちらのピカール液です。
白化する前の日常メンテナンスも大切
今回のように白化してから研磨するよりも、本当はそこまで状態が悪くなる前に日常的に手入れしておくのが一番です。
このメガネについても、長期間ほとんど使わず、そのまま保管していたことは反省点です。
普段使っているメガネについては、皮脂や汗などの汚れをそのままにしないように、定期的にメガネ用クリーナーで洗浄しています。
私が普段使用している「メガネのシャンプー」については、こちらの記事で紹介しています。
白化してから磨く方法とあわせて、日々のメンテナンスも意識しておきたいところです。
まとめ
長年放置して白化してしまったセルフレームメガネを、ピカール液で実際に磨いてみました。
今回の結果としては、
- 表面的な白化はかなり目立たなくなった
- セルフレームの光沢も戻った
- 約1時間程度の作業でかなり改善した
- 深く白化している部分は完全には取れなかった
という仕上がりです。
個人的には、もう一度かけようと思える状態まで戻せたので十分満足しています。
ただし、ピカールは研磨剤入りの商品です。
また、メガネフレームの素材やコーティングなどによっては適さない可能性があります。
今回うまくいったからといって、すべてのセルフレームに同じ方法が使えるとは限りません。
試す場合は、まず目立たない部分で確認するなど慎重に。
何より、私のように何年も放置してしまう前に、日頃からメガネをキレイにしておくのが一番ですね。
